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ごあいさつ

理事長 中本 謙次(なかもと けんじ)


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いつもすまいるを応援してくださるみなさま、本当にありがとうございます。 すまいる理事長の中本謙次です。私自身盲ろう者で、目は全く見えず、耳も聞こえません。 40歳を過ぎた頃から視力が落ち初め、ほとんど見えなくなってからは家に引きこもる生活が続いていました。

そんな「生きる気力」を失っていた私に希望をくれたのが「すまいる」でした。 すまいるで初めて、同じ障害を持つ盲ろうの仲間や支援者と出会い、私の人生が再び輝き始めたのです。

すまいるには色んな活動があります。 「和太鼓」「空手」「タップダンス」「ヨガ」といったクラブ活動の他に、さをり織り、パソコン教室、歩行訓練、手話や指点字の練習もしています。

外にもどんどん出かけます。1年に1回研修旅行に行ったり、バザーでお客様と触れ合ったり、講師をお招きして様々な体験をしたりと、楽しく活動しています。

すまいるで私たちがもっとも楽しみにしている活動は月2回開く全体会議です。 会議といっても堅苦しいイメージではなく、社会での話題、私たちが何をしたいのか等の意見交換を兼ねて楽しい雰囲気の中で、参加者みんなで情報を共有しあっています。 他に軽作業があり、下敷を袋に入れたり、名札、シール貼り、ゴムといった数多くの作業を企業から請け負い、分担してお仕事をしています。

給食作りは毎月当番を決めて、給食係りのスタッフとボランティアと盲ろう者が協力しあいながら調理をしています。 すまいるには、盲ろうの仲間がいます。盲ろう者のことをサポートしてくれる支援者がいます。

仲間や支援者が集まり活動することで、生きる力が湧いてきます。 もし、あなたのまわりに1人で悩んでいる盲ろう者がいたら、すまいるのことを教えてあげてください。

すまいるはいつでも仲間が来るのを待っています。

これからもみなさまに愛されるすまいるを目指して頑張ります。 どうぞこれからも、よろしくお願いいたします。



施設長 石塚 由美子(いしづか ゆみこ)


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平素よりすまいるに対して暖かいご支援を賜り、厚く感謝申し上げます。すまいる(すまいるの肩書は事務局長)とグループホームの施設長を務めさせていただいている石塚由美子と申します。私自身、聴覚に障害を持っております。

1999年すまいるを立ち上げ、前理事長の門川さんと共に歩んでまいりました。私が初めて盲ろう者と出会ったのが1994年。今から20年以上前になります。

「見えなくて、聞こえなくても人間として当たり前に生きたい」。そんな強い思いを持った門川さんの考え方に賛同し、1999年「盲ろう者の人権を守る会・すまいる」を結成。最初の活動場所は私の家でした。

その後、「このままサークル的な集まりではいけない」と考え、盲ろう者をリーダーとする団体「すまいる」を立ち上げました。拠点を天王寺区上本町のマンションの1室に移し、定期的に活動するようになりました。

2001年3月には「盲ろう者にもっと寄り添った福祉サービスを、自らの手で提供したい」とNPO法人を取得。名称を「NPO法人視聴覚二重障害者福祉センターすまいる」とし、支援事業を開始しました。

そして、2012年7月に今の小橋町のビルに移転。2017年3月には、全国で初めての「盲ろう者のためのグループホーム「ミッキーHOUSE」をオープン致しました。 「盲ろう者のための、暮らしの場がほしい」。盲ろう者の切実な思いからホーム建設を目指し、13年間に渡る地道な取り組みを経て、やっと実現できました。

2018年には名称を「NPO法人ヘレンケラー自立支援センター」に変えました。新たな気持ちでスタートし、現在に到っています。

「すまいる」は盲ろう者の憩いの場です。盲ろう者が日々集まり、一緒に活動をすることで「自分は独りではない、仲間がいるんだ」と安心できます。

ここでは仲間と昔話で盛り上がったり、冗談をいったり、失敗を笑い合ったり、痛みを分け合ったりできます。理解し合える仲間がいると、心身の平穏を生み、前へと進む原動力が生まれます。

いつも笑顔が絶えない「すまいる」でありたいと願っています。これからもスタッフと共に頑張ってまいります。どうぞこれからも、引き続きみなさまご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。




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