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認知症も予防!?:水分補給





みなさんは、1日どれぐらい水分を補給していますか?ここでいう水分とは水のことです。お茶やコーヒーは含みません。どうしてかというと、お茶やコーヒーには利尿(おしっこを出す)作用があるからです。日本人が1日に必要な水分は約1リットルから1.5リットルといわれています。アメリカやヨーロッパでは2リットルから3リットルといわれています。また、自分の体重を目安に1日に必要な水分量を計算することもできます。自分の体重に300ミリリットルをかけて計算します。体重が60キロの場合、1日に必要な水分量は1.8リットルです。肥満気味の場合は標準体重を使って、計算します。

最近の研究では水分不足が認知症の原因になるとも言われています。

さて、年を取るとどうして水分不足になるのでしょうか?それには体のこんな仕組みがあるのです。まず、年を取ると、のどの渇きを感じにくくなります。トイレが近くなるので、水を飲みたくないというお年寄りも多いですね。腎臓の働きも低下するので、体に水分をためておくことができなくなります。体の中にはいろいろなセンサーがあります。水分不足を感知するセンサーの働きも鈍くなります。

これから気温も湿度も高くなるので、こまめに水分補給をしましょう。一度にたくさん飲むのではなく、1日かけて少しずつ飲むと腎臓に負担がかかりません。トイレに行こうと立ち上がった時、お風呂に入る前など飲むタイミングを決めておくのもいいですね。


References
Gulanick, M. & Myers, L. J. (2017). Nursing care plans: Diagnoses, interventions, and outcomes (9th ed.). Elsevier.
Nursing: A concept-based approach to learning (3rd ed., vols. 1-2). (2019). Pearson.



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