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うんちは大事:腸の薬





古代のフランスでは挨拶する時に、「うんちしましたか?」と尋ねていたそうです。それぐらい、お通じは大切ということですね。

私たちが食べたものは胃でどろどろに細かく分解され、小腸で栄養素が吸収され、大腸で水分が吸収され、残りは便となり、体の外に出ていきます。しかし、便に水分が足りないと、便秘になってしまいます。そこで、腸に働きかける薬の登場です。

腸に働きかける薬には主に次の3つがあります。

●水を引き寄せて便をやわらかくする薬

水分不足でかたくなった便は腸につまってしまいます。そこで、便に水分を与え、排便を助けます。

●大腸の力をパワーアップさせ、便を押し出す薬

大腸が動くことによって便が体の外に送り出されます。この動きはぜん動運動と呼ばれます。大腸を刺激し、ぜん動運動を活発にします。

●乳酸菌を補い、腸の環境を整える薬

乳酸菌は腸の中の悪玉菌をやっつけて、腸の環境を正しい状態にします。おなかの調子を整えるので、便秘薬にも下痢止めにもなります。


References
Gulanick, M. & Myers, L. J. (2017). Nursing care plans: Diagnoses, interventions, and outcomes (9th ed.). Elsevier.
Holland, L.N. et al. (2018). Core concept in pharmacology(5th ed.). Pearson.
Jarvis, C. (2020). Pocket companion for physical examination & health assessment (8th ed.). Elsevier.
Karch, M. A. & Tucker, R. (2019). 2020 Lippincott pocket drug guide for nurses. Wolters Kluwer.
Nursing: A concept-based approach to learning (3rd ed., vols. 1-2). (2019). Pearson.



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