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新型コロナウイルス感染防止に対してのすまいるの方針

新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて、すまいるでは3月2日に緊急職員会議を開きました。職員で慎重に議論した結果、すまいるの活動を当面2週間中止することとしました。

しかし、その後もコロナウイルス感染拡大は日に日に深刻化していることや、大阪府からの「新型コロナウイルス発生予防についての注意要請」をふまえ、職員会議で再三にわたる協議の結果、5月31日(日)まですまいる活動を実質中止することとしました。

国の専門家会議等によると、新型コロナウイルスは、いわゆる「3密」の条件が重なっていると感染拡大の恐れがあると言われています。

「3密」とは、1.換気の悪い密閉された空間に、2.多くの人が密集し、3.密接した距離で発話や発声が行われることで、残念ながらすまいるはこの条件をすべて満たしています。
さほど広くない場所に、多くの盲ろう者や支援者が集まり、お互いに触れ合うことでコミュニケーションをします。また、コロナウイルスは潜伏期間が長いため、元気な人でも、すでに感染してしまっている可能性もあります。
万一盲ろう者や支援者の中に感染者が一人でもいれば、すまいる全体に広がってしまいます。

活動中止に加えて、盲ろう者には不要不急の外出を控えてもらうこともお願いしています。外出したり、人に会ったりすることで、情報を得て活力を付けている盲ろう者にとっては、外出自粛は非常に苦痛で、ストレスになるだろうと、危惧しています。しかし、ヨーロッパやアメリカ等、世界を見てもわかるように、コロナウイルス は大変危険であり、すまいるが活動中止や外出自粛を盲ろう者にお願いすることは盲ろう者や支援者の命を守るための苦渋の決断です。

今回の活動中止は、当然すまいるの事業運営にも大打撃となります。しかし、利用者あっての事業ですから、利用者の皆様の命を守ることを最優先に考えています。

先日、厚生労働省からマスクが届きました。国のコロナ対策の取り組みには感謝すると共に、今後は、事業所の安定した運営が継続できるよう、是非ともご支援を賜りますようお願い申し上げます。

なお、すまいるの職員は、活動休止中も時差出勤し、盲ろう者からの緊急時の対応や安否確認に努めます。



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