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センス SENSE
イギリスにセンスという団体があります。センスは盲ろう者の教育やリハビリ、研究や啓発活動に大きな貢献をしている、歴史ある団体です。その活動は国内にとどまらず、アフリカやアジアなどの途上国にも支援を広げています。
センスの始まりは、風疹症候群の盲ろう児を持つ数人の母親でした。60年前、ヨーロッパ諸国やアメリカでは風疹が猛威をふるい、多くの風疹症候群の盲ろう児が生まれました。イギリスも例外ではありませんでした。盲ろうのニーズを理解してもらうことも十分な支援も受けることもできず、盲ろう児を持つ母親はどんどん孤独と不安を募らせていきます。そんな中、2人の母親が立ち上がり、自分たちと同じような状況にいる家族と連携を取り始めました。
1955年、センスには当時のお金で48ポンドの資金しかありませんでしたが、現在、 6千万ポンドの資金力を持つ団体へと成長しました。そして、その活動は盲ろう者の日常生活の支援から国際協力、マスコミとのコラボレーションから最新の研究調査活動まで多岐にわたっています。
Works cited:
"Our History." Sense, www.sense.org.uk/about/our-history/.