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盲ろうインターナショナル、第8回後天性盲ろうネットワーク会議に職員を派遣

2010年9月29日~10月3日、デンマーク・オールボーにおいて、盲ろうインターナショナル、第8回後天性盲ろうネットワーク会議が開催され、職員を派遣しました。

この会議は盲ろうインターナショナルの傘下にある後天性盲ろうネットワークによって開催されたものです。盲ろうインターナショナルは盲ろうに関する支援サービス組織ですので、約240人の参加者の大半は専門家や教育者でしたが、中には、触手話や音声通訳で参加する盲ろう者もいました。

会議は全体会、分科会、機器展示で構成されました。



<写真:会議看板>



<写真:会議の様子>




今回の会議の主なトピックは

① 社会への移行・・・盲ろう児が学校教育を終えて、どのように一般社会に移行すればよいのか、どのような支援を提供すべきなのか、そのモデルや事例の紹介。
② 就労・・・盲ろう者が一般社会や市場で就労するにはどのような困難があり、どのような支援を提供すべきなのか、そのモデルや事例の紹介。
③ アッシャー症候群やアルストロム症候群・・・盲ろうの原因となる症候群の最新情報や臨床的アプローチ。



<写真:階段の段差につけられた黄色と黒のテープ>



<写真:福祉機器展示>




会場となったオールボーはデンマークの北にあります。さらに北上するとスケーエンという小さな村があります。日本ではSkagenという時計のブランドが有名ですね。まるで童話の中のような美しい村です。ここは北海とバルト海が交わるところで、お互いの海の波が打ち寄せ合っています。



<写真:北海とバルト海が交わるところ>



<写真:スカーエンの街並み>




「盲ろうインターナショナル(Deafblind International)」とは

その歴史は30年以上。盲ろう者のサービスを向上させることを目指した世界的組織。

4年に1回、世界各地で世界会議を開催。

機関紙DbI Reviewを年2回発行。

現在、14のネットワーク活動を展開中。

http://www.deafblindinternational.org/

「後天性盲ろうネットワーク(Acquired Deafblindness Association)」とは

後天性盲ろうの分野における良い実践例を共有することを目的。

これまで10回、ネットワーク会議を開催。

http://adbn.deafblindinternational.org/