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門川理事長、APRICOT-APAN2011に出席

2011年2月21~25日、香港において、APRICOT-APAN2011が開催され、門川理事長が出席されました。

APRICOTとはAsia Pacific Regional Internet Conference on Operational Technologies(アジア太平洋地域におけるオペレーショナル・テクノロジーに関するインターネット会議)の略称です。1996年から開催され、ICT産業における教育的なフォーラムとなっています。

APANとはAsia Pacific Advanced Network(アジア太平洋地域先端ネットワーク)の略称です。1997年に設立された国際共同体で、次世代をにらんだアプリケーションやサービスに関する調査や開発を先駆的に行うことを狙いとしています。

今回はAPRICOTとAPAN、初の共同開催となりました。



<写真:会議看板と理事長>



<写真:会議看板と理事長>




門川理事長はコミュニケーション支援機器という分野で、NTT西日本、FUJITSUなどの研究者と共にプレゼンテーションを行われました。

まずは盲ろうという障害について、見えない聞こえないため生じるコミュニケーションや情報へのアクセスの問題、そしてインターネットやコンピューターが持つ可能性、そして、それらを盲ろう者に使いやすくする開発について述べられ、すまいるが開発した「すまいるチャット」を紹介されました。

分科会後は展示ブースで実際にすまいるチャットをデモンストレーションされたり、参加者に盲ろうやすまいるチャットについてレクチャーされたりしました。


香港の街はとてもほこりっぽく、歩道もでこぼこしていたり、狭かったりと盲ろう者泣かせです。

街中にはところどころに視覚障障害者用の信号機が設置してありました。信号機の下のボタンを押すと、信号が青になり、カタカタという音で青になったことを知らせます。日本のように音楽が流れたり、カッコウが鳴いたりするわけではないので、ちょっと味気ない信号機です。



<写真:音響信号の前面部>



<写真:音響信号の底部(ボタンがついている)>



<写真:音響信号を利用する理事長>