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盲ろうインターナショナル、第14回世界会議に職員を派遣
2007年9月25日~30日、オーストラリア・パースにおいて、盲ろうインターナショナル、第14回世界会議が開催され、職員を派遣しました。
開催地となった西オーストラリア州のパースは世界中の首都や都市の中でも、最も孤立した都市と言われています。これは一人ぼっちの盲ろう者を連想させます。また、この地に住む盲ろう者は地理的にも孤立した存在です。
<写真:受付>
<写真:展示>
会議は主に参加者からの4つの基調講演と200を超える分科会で構成されました。
分科会テーマ
●コミュニケーションと言語 ●レクリエーションと余暇 ●卒業後社会への移行と雇用 ●早期介入 ●診断と評価 ●テクノロジー ●成人向けサービス ●スタッフの養成と訓練 ●権利擁護 ●新しいプログラムの開発 ●運営 ●風疹 ●アッシャー症候群 ●チャージ連合 ●盲ろう者の兄弟姉妹 ●家族 ●自由テーマ ●人口の推移<写真:講演をするバピン氏>
<写真:文字通訳>
●全体会会場には全体手話通訳が用意されました。
●全体会会場には文字通訳が用意されました。
●オーストラリアの盲ろう者は向かい合って両手で触手話をするための折り畳みの机を持参していました。(机の表面がクッションになっていて、ひじをついても痛くない。)
●盲導犬を連れた盲ろう者も参加していました。
●ニュージーランドの盲ろう者は会議を聞く時は通訳者、会議以外の食事や休憩はガイドの両者を使い分けていました。
●今回の会議に向け、ボランティアが広く募られました。中には知的障害を持つ青年が研修を受け、ボランティアとして参加していました。
<写真:触手話通訳用の机>
※対面で触手話通訳をする盲ろう者や通訳者がひじをつけるように机の表面にクッションがつけてある
<写真:音響信号>
<写真:パースの街並み> 「盲ろうインターナショナル(Deafblind International)」とは
その歴史は30年以上。盲ろう者のサービスを向上させることを目指した世界的組織。
4年に1回、世界各地で世界会議を開催。
機関紙DbI Reviewを年2回発行。
現在、14のネットワーク活動を展開中。
http://www.deafblindinternational.org/