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門川理事長、ネパール訪問団に参加
2008年3月3日~9日、ネパールに訪問団が派遣され、門川理事長が参加されました。
ネパールは途上国のため、障害への理解が乏しく、障害者運動も充実しているとは言えません。しかしながら、ネパールにも盲ろう者は存在します。今回の訪問の大きな目的はネパールでの意識啓発とネットワーク作りでした。
<写真:ネパール盲人福祉協会の皆さんと日本訪問団>
<今回の訪問先> ●ネパール・日本盲ろう国際セミナー ●ネパールろう学校 ●ネパール大統領府 ●ネパール盲人福祉協会 ●ネパール全国ろう者・難聴者連盟 ●社会福祉協議会
<写真:在ネパール大使と理事長>
<写真:ネパール盲人福祉協会の入り口>
「ネパール・日本盲ろう国際セミナー」
2日間に渡り、盲ろうに特化したテーマで発表が行われました。
会場では日本語・英語・ネパール語・日本の指点字・ネパールの手話など、さまざまなコミュニケーションが用いられ、まさに盲ろうのセミナーであることを象徴していました。
また来賓にはネパール副大統領や在ネパール日本大使が出席されました。
このセミナーで門川理事長は「日常生活活動と盲ろう者」というテーマで発表されました。現在、ネパールでは盲ろう児の取り組みは見られるものの、学校を卒業した後の盲ろう者の活動の展開が大きな課題となっています。理事長はご自身の学生時代のお話、すまいるの活動などを紹介され、ネパールの盲ろう者や関係者に大きな感銘を与えておられました。
>>理事長の発表原稿はこちらから<写真:セミナー看板>
「盲ろう学級」
ネパールろう学校にはデンマークの支援を受け、2005年に盲ろう学級が設置されました。
8歳~16歳の9人の先天性盲ろう児が学んでいます。授業が終わったら、敷地内の寄宿舎へ帰ります。
卒業までの大きな目的は自分で身の回りのことができるようになることで、手話や点字による教育は導入されていません。触覚を用いたサインでコミュニケーションを図っています。
盲ろう学級の教員は4人で、学校内の授業だけではなく、山間部への家庭訪問も提供しています。
<写真:盲ろう学級>
ネパールには「モモ」というおいしい食べ物があります。ん?果物の桃ではありませんよ。ネパールの蒸しぎょうざのことです。具は野菜、羊の肉、水牛の肉などバラエティ豊かで、どれを食べようか迷ってしまいます。日本のぎょうざのタレに似たようなタレや、ピリ辛のタレをつけて食べます。絶品のネパール料理でした!
<写真:モモ>